この状況、分かっているのだろうか…。
祖母の葬儀での出来事です。
前日のお通夜、そして告別式と、ごく普通に過ぎていきました。
通常の葬儀でもありがちですが、長いお経の間、大変なのは小さなお子さんです。
最初のうちは良いものの、長いお経とシーンとした雰囲気に飽きたのか、親戚の赤ちゃんがぐずりだしました。
他にも、小さなお子さんはジッとしているのが辛いようで、話し声が聞こえたり、席を立ったりし出した。
小さなお子さんに、この雰囲気の中、ジッとしていろと言ってもムリ。
飽きてしまっても仕方がないです。
驚いたのは、告別式でのこと。
出棺前、祖母の棺に献花し、最後のお別れ。
その時、一人の女の子が泣き出しました。
それまでは、この状況を知ってか知らずか、ニコニコとして走り回っていたのに…。
それに引きづられるように、小さなお孫さん達が、祖母の周りに集まって一斉に泣き出した。
みんなが生前、祖母の家に良く行き、祖母と楽しく遊んでいた光景を思い出します。
その時の祖母の楽しそうな表情。優しい笑顔。
こんな風に大好きな孫達に見送られるなんて、祖母としても幸せなことなのではないでしょうか。
葬儀が終わると、何事もなかったように元気にはしゃいでいる子供達。
祖母も安心して旅立てたことと思います。

そして今は祖母がよく買い物をしていたイオンの喪中はがきを準備しています。

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